自炊日記

1999年4月30日〜5月4日


鎌先温泉 一條旅館


・4月30日(金) 快晴
 10:00AM、同乗者の殿が起きるのを待って出発。車組は3人のはずが、急な仕事で一人減ってしまったので今日は2人旅。もう一人(皿洗い1号)は明日現地で合流する。
 とても良く晴れていて暑い。
 何はなくとも酒!現地でまともな酒が調達できないことも良くあるのでとりあえず一升瓶3本(郷の誉・山桃桜黒牛・純米酒天神囃子・純米吟醸)と生酒の4合瓶(千代の亀・しずくしぼり)を買う。今回は最終的に総勢11人になるのでこれで足りるかどうか。
 次に銀行に寄って1000円札を10円玉に換えてもらう。自炊宿はたいていガスの自動販売機で調理するのだ。
 現地で入手できないかもしれない食材を仕入れに近くのスーパーへ。ここで牛タンのかたまりを仕入れる。メンバーからリクエストのあった牛タン塩ゆでを作るためだ。このスーパーは肉類・魚類の品揃えが豊富で安い。ついでに鎌倉ハムのかたまりも買う。

 買い物が終わって店を出ると早くも渋滞が始まっている。春日部の休日はいつもこれだ。
 国道16号から北上し、久喜インターから東北道に乗る予定だったが、とにかく渋滞地点を迂回することにする。
 ところがこれが裏目に出てさらに身動きのとれない状態に。
 なんとか脱出して岩槻インターから東北道に乗ったのはすでに12:00近く。買い物の時間を含めると2時間近くも家のそばをさまよっていたことになる。先行きが不安な気分。

 ところが高速に乗ってみると普段の日曜日よりもすいていてほとんどガラガラ状態。快調に車を飛ばす。
 途中食事休憩をはさんで15時過ぎには白石インターに到着。

 まずは買い出し。地図でスーパーを探すが発見できず白石の駅前へ。
 廃墟のようなスーパーを発見し、恐る恐る中に入ると比較的まともな店でほっとする。

 宿に着いて部屋に案内されるやいなや新幹線組の4人が到着。宿のお姉さんに館内を案内してもらう。露天風呂までの経路がまるで迷路のよう。迷わずに戻ってこられるだろうか。
 調理場に案内してもらうとガス台が4つしかない。おまけにそのうち2つは壊れている。しかも調理場は19時頃には鍵をかけてしまうとのこと。
 部屋で酒を呑みながら次々と料理を作る予定だったがすべてがごわさんに。
 あわてて料理計画を再検討。なんと言っても我々の湯治旅は温泉よりも自炊の方が主なのだ。
 とりあえず、本日の予定のじゃがいもと舞茸のガーリックバターソテーは作れそう。あとは留守番組から差し入れがあったキムチを使ってキムチ鍋、おみやげの餃子ということで落ち着いた。

 とにかくコンロがあいているうちに作ってしまおうと言うことで17:30頃から調理開始。
 今回の私の担当は「めしつかい(1号)」なのでさっそく調理場に立つ。

 キムチ鍋(キムチ、白菜、銀鱈、豚バラ肉、ぶなしめじ、豆腐、ネギ、ニラ)を仕込むかたわらじゃがいもと舞茸のガーリックバターソテーを作り始める。今晩は6人だが、フライパン一つでは作りきれない。さめてしまうが時間差で焼くことにした。

 なんとか19:00前には一段落し宴会の開始。
 まず千代の亀・しずくしぼりで乾杯。シャンパンのような発泡酒だ。
 がつがつと食べながら、ぐんぐん酒が進む。今日の酒は新幹線組が持ってきた四季桜・生詰純米と郷の誉・山桜桃。女王様sの人気が山桜桃に集中したため、私がほぼ一人で四季桜を呑む。
 めしつかい(2号)はほとんど呑んでいない。あまり呑めないとのこと。
 女王様3人は黙々と呑んでは食べている。
 おかずが無くなったので餃子を食べようとしたが、もう火が使えないのでやむなく保温中の炊飯器に入れ暖める。けっこううまく温まった。

 気がつくともう午前2時、そろそろお開きにしようと声が挙がり解散。
 四季桜の瓶を見ると、もう2合ぐらいしか残っていない。他の人は1〜2合しか呑んでいないので一人で6合以上呑んでしまったことになる。他の酒も呑んでいるので7〜8合は行ったはず。翌日に不安が残りながらも布団に入る。


2日目

自炊宿
その他の温泉
Home