自炊日記

2000年4月30日〜5月6日

東鳴子温泉 高友旅館



・5月1日(月) 雨
 日頃の習慣とは怖いもの。しっかり7時前に目が覚めてしまった。とりあえず、無理やりもうひと眠り。
 10時ぐらいになると全員が起き出し朝食の準備。ネギと豆腐のみそ汁、サラダ、ハムエッグ。今朝はなんと女王様1号がシェフだ。
 だらだらと朝食を食べたあとはお約束の昼寝。目が覚めたあとは昨日のCDの残りを焼く。他はSONYのCD−Rで焼いたのだが、めしつかい2号は太陽誘電で焼いて欲しいというリクエストだったので2種類のメディアを持ってきた。書き込みソフトのTOASTはその名の通り、焼き上がったときに古いトースターのような「チン!」という音を出す。これが一同に妙に受ける。

 焼き終わると風呂。ここの名物風呂、黒湯は混浴なだけでなく脱衣所が一緒なので女王様は入ることが出来ない。隣の女湯へ行く。
 大浴場は黒湯の他にプール風呂という浴槽があり、それぞれ泉質が違う。プール風呂はわずかに湯ノ花が混じった透明な湯。黒湯はやや黒っぽい緑色の半透明なお湯。ところが源泉がかなり高温なため、人が入っていないとむちゃくちゃに熱い。うめながら入るがどうにも我慢できず、すぐに出てしまう。

 風呂から出ると、宿の人に声をかけられる。何だろうと思って付いていくと袋いっぱいの椎茸をくれた。うまそうな椎茸だ。しかし女王様は葉っぱがこびりついているのがお気に召さない。洗うというのでさっと流すだけだと思っていると、野菜のようにじゃぶじゃぶと洗ってしまった。傘の裏側にもしっかりと水がしみこみぞのままでは調理不能状態。本当なら網でじっくりと焼きたいところだが網もグリルもないのでしばし悩んだが、カセットコンロであぶりながら食べることにする。
 揚げ物用の金箸で一個ずつ刺してあぶる。一本は僕、もう一本はめしつかい2号が担当する。
 じわーっと水が滴り初めうまそうな香りが漂いはじめる。傘の裏側に焦げ目が付いたところでしゃぶり付く。
「だめだ」
やはり水っぽい。うーん、惜しいことをした。残りはしばらく水切りしてから使うとしよう。
昨日に続き、みんな黙々と醤油をなめながら呑み始める。今日の酒はご隠居が持ってきた萬壽鏡・瓶覗き。新潟の酒にしてはやや旨口で飲み口がやわらかな酒だ。これはするすると進む。女王様はいつになくハイペース。
 今日のつまみはチヂミ風お好み焼きをアレンジしたもの、茄子のカレー炒め。カレー炒めはごはんにかけて食べるのが前提の味付けなのでひたすらごはんが進む。

 食後はPowerBookでDVDを見る。アマデウスだ。ところがこれがひたすら長い。僕は途中でダウン。女王様もA面が終わったところでダウン。そしてそのまま眠りについてしまう。


1日目
3日目

自炊宿
その他の温泉
Home