自炊日記

2000年4月30日〜5月6日


東鳴子温泉 高友旅館



・4月30日(日) 晴
 今回は珍しく殿が不参加。女王様1号、めしつかい2号の到着を待って出発だ。出発予定の10分前には二人揃って到着。うむ、やはりスムーズだ。
 何はなくともまず酒屋。今回は久々の参加のご隠居(もっとも古いメンバーの一人だが、このHPでは初登場)が新潟から酒を持ってくるはずだが、それだけでは足りないので何本か買っていく。埼玉の天覧山、和歌山の黒牛、石川の奥能登の白菊、兵庫の八重垣。黒牛はじいや御用達、白菊、八重垣は女王様2号御用達である。女王様1号はほぼ新潟の酒一本槍なのでご隠居にまかせる。前回呑んだ印象では天覧山もOKか。
 鎌倉ハムを買うためにいつも食材の調達に使っているスーパー「TOP」に寄る。残念ながら「手作りロースハム」が品切れだ。とりあえず石川ハムを買う。このハムもいつも気になっていたのだが買うのは初めてだ。
 今回は現地でCDを焼いたりいろいろとやることがあってPowerBook一式(CD-R、プリンター含む)を持ち込むので8人乗りのはずが3人でほぼ満席。なんとなく現地での食材調達に不安が残るが、ここから野菜類を仕入れて行ってしまうとちょっとかさばりすぎる。

 高速に乗ったのは11時前。いつもより30分以上速いペースだ。なぜだかはあえて書くまい。
 この連休は後半に集中しているのかいつもの日曜よりも道が空いている。快調に飛ばし、ガソリンの補給もかねて12:30ごろに那須高原S.A.に到着。昼飯を食う。ここは少しメニューが少ない。睡眠不足がたまっていていまいち食欲がないが、何となく茶臼岳定食をたのむ。見た目はほとんどビビンバだがごはんは普通の白飯だしビビンバ風と言う程度。やはり食べきれない。しかし、ほかにさっぱりしたメニューが無いのだ。この辺はまだ桜が咲いている。鳴子はどうだろうか。
 13:00、那須高原を出発。加速しはじめたところでサッと血の気が引く。
「しまった!ガソリンを入れてない!」
すでに警告灯はついている。次のS.A.まで保つだろうか。暑いが燃費を考えてエアコンを切る。
 ガソリンスタンドは安達良まで無いと思いこんでいたが、途中の安積でもガソリンを入れられることがわかった。これで一安心。
 毎度のことながら、やはり福島トンネル付近で渋滞が起こっている。ここまでいいペースだったのに...
 しばらく進むとワゴン車がひっくり返って車線をふさいでいた。

 16:00頃には宿に着く予定だったのだが、古川インターを出たのはもう16時前。これから買い出しをしていくので16:00到着は無理だ。ケイタイで連絡を取るともうご隠居は宿の近くまで行っているらしい。スーパーを探すのだがなかなか見つからない。ジャ○○直進3Kmの看板に従って走っているとT字路に突き当たってしまった。どこにも新しい看板はない。まさかつぶれちゃったんじゃないだろうな。天性の勘(?)で右折ししばらく行くと右側に看板が見えてきた。
 ひとまず、明日の晩ぐらいまでの材料の買い出し。何を作るかまったく考えてないが、適当に買い進める。何だか野菜が全般的に元気がない。白菜、カブはまったくだめだ。レンコンもどうもいまいち。とりあえず、比較的まともなジャガイモ、里芋、茄子、長ネギ、万能ネギを仕入れる。肉類はまぁまぁ、豚ロース薄切りと挽肉、バラ肉スライス、ベーコンを買う。油、マヨネーズはそれほど量はいらないのだがどうしても小さいのが見つからない。何かこのスーパーの配置はわかりにくい。
 前回ここに来たときは古川から東鳴子までの道がとても混んでいて1時間ぐらいかかったのだが今回はいやに空いている。淡々と走っていると道ばたにとんでもない看板が目に入った。
「こっちを見るな!前を見ろ」
3人とも絶句!事故りそうになった。これでも交通安全の看板のつもりなのだろうか?

 なんとか17時に宿へ到着。ご隠居はすでに到着していた。女将には「何度もいらしてますよね?」と言われたが、まだ今回が2回目だ。そんなにこのグループは印象が強かったのだろうか。
 一休みしていると、宿の人が豆腐の差し入れを持ってきてくれた。何だか酒を呑みたくなったのでさっそく冷や奴で呑み始める。今回はHPコンテストの賞品でもらった岡本醤油醸造場さんの醤油セットを持ってきた。これがすこぶるうまい。豆腐と言うよりほとんど醤油をつまみに酒を呑んでいる感じだ。ほとんどまじめに料理を作る気が失せてゆく。めしつかい2号は2泊で帰るのでなんだか今晩の夕食は不満げだ。とりあえず、豆腐1丁では腹がいっぱいにならないのでご飯を炊く。炊きあがったところで豆腐のオイスターソース炒め(舞茸入り)を作る。完全に豆腐づくしだ。さらにめしつかい2号の顔がくもる。それを察したか女王様1号がホタテのサラダを作ってくれた。
 今晩の酒は天覧山・純米吟醸と、ご隠居が持ってきた阿賀錦・いのちがけ。天覧山はこの間呑んだときは淡麗で香りが良かったのにどうもおかしい。輸送中に劣化させてしまったか。いのちがけは食前酒向きのすっきりと香り高い酒。

 今回は、女王様4号のCDを焼くためにPowerBookとプリンター、CD−Rを持ってきている。とりあえず試しに2枚ぐらい焼いてみることにする。
 そうこうしているうちに何だか眠くなり今日は早めの就寝。
   


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