1999年4月30日〜5月4日
鎌先温泉 一條旅館
・5月2日(日) 天気は外に出なかったので不明
ん?何だこの轟音は?
あたりはまだ真っ暗、轟音の主は僕の耳のすぐ右側にあった。時計を見るとまだ3時過ぎ。はっきり言ってまだ酔っぱらっている。
布団をかぶって何とか眠ろうとするけどどうしても眠れない。連続したいびきなら何とかなるけど殿のは時々息が止まる。
トイレに行こうと立ち上がると、殿の向こう側にあるはずの皿あらい1号の顔が無い。良く見ると足が出ている。やっぱり耐えられなかったんだなぁと妙にほっとする。当然僕も同様にする
やっと寝付いたのは5時頃だったか。今日も部屋の外が騒々しく目が覚める。
眠い!
今日は殿が起きるのを待たずに調理開始。女王様3号と二人で厨房に立つのがすっかり定着する。
今日の朝食は鎌倉ハムの超厚切りステーキと焼き餃子。朝からヘビーだ。
食事が終ると女王様1号、4号、めしつかい2号がフリーセルを始める。横目で見ながら僕はギターを弾きはじめる。ライブにそなえて指先がやわらかくならないようにしなければいけないからだ。
そのうちめしつかい2号がどうしても解けない問題があると言いだし、みんなでよってたかってチャレンジするがどうしても解けない。誰か 11982が解けたら御連絡ください。
今日は女王様2〜4号と殿が買い出しに出る。その間に少し仕事をせねばと会社から持ってきたThinkPadを開くが計算があまりにも遅いのでついついフリーセルを起動してしまう。
そうこうしているうちに4人が帰ってくる。
とりあえず風呂に行き(何故か今日は道に迷う)晩ごはんの仕込みにかかる。
今日のメインはキーマカレー。1番の難所は11人分のタマネギのみじん切りだ。今まで大量に作る時はゴーグルをして刻んだものだが今回は持ってきていない。皿洗い1号と一緒に手分けして刻むが、慣れていない皿洗い1号は涙目だ。
続いて1.2kgの豚挽き肉をタマネギと一緒に炒める。火力が弱いので何回にも分けて炒めなくてはならない。ここでは女王様3号が手伝ってくれる。
にんにく、スパイス、コンソメを加えて煮込む体制に入ったところで交代で火の番をしてもらう。なにしろ10円で15分しかガスが出ないので、そのつど10円を入れ、火をつけなおさなければならないのだ。
少々休憩してこんどは昨日から煮込んでいる牛タン塩ゆでの仕上げに入る。
煮汁から牛タンのかたまりを取出し厚切りにする。両面にしっかり焦げめをつけたら再び煮汁にもどし塩をたっぷりと加えて更に小1時間煮込む。
余った煮汁を漉しとってこちらはベーコンを加えて煮込む。最後にキャベツを加え、黒こしょう、塩で味を整えてキャベツスープの完成だ。この料理は女王様3号がメインで作ってくれる。
女王様3号はこのあとブロッコリーをゆでたり、差し入れのフライやてんぷらを焼いたりと大活躍。今日だけは「じょおうさま」でなく「おじょうさま」に見える。
続いて茄子を炒め、カレーに入れてさらに煮込む。
カレーも程よく煮詰まり、牛タンが仕上がったところで、タンと付け合せにするネギを刻んでさっとゆで、ようやく準備完了となる。
ワインで乾杯し3日目の宴会がスタート。今日から参加の女王様5号加わる。もうすぐあと二人が到着するというのに冷めるからとさっさと食べ始めるひどい奴ら。
やがて皇太后様、皿洗い2号も到着し、総勢11人が勢揃いだ。
今回の旅で最も豪華な夕飯なうえにカレーと言うことで大量に御飯を炊いたのだが、あまりにもおかずが多すぎて食べきれずにずいぶんと余ってしまう。
めしつかい2号はさらに酒のペースがあがり女王様たちの大半をしのいでいる。
女王様4号の持ってきたのは「浦霞・辛口本醸造」。浦霞は最近だいぶ質が落ちていて僕はあまり感心しなかったが、他のメンバーにはおおむね好評。持ってきた当人はまったくお酒が飲めないのでコーラにすだちを落として呑んでいる。
10時頃から女王様4号がギターを弾きはじめ、皇太后様が歌う。
ギターの弾き方やコードについてちょっと講義をした。
この日は午前2時ごろお開き。