中国日記

1999年9月22日〜9月30日



・9月23日(木)
 寒い!
 冷房は切ったはずなのに何だこの寒さは。
 どうも廊下の冷気が流れ込んでいるようだ。アジアのホテルはどうしてどこもこう寒いのだろう。とても Tシャツに毛布一枚では堪えられない。
 まだ起きるに早いがもう眠れそうにないので起き上がる。カーテンを開けるとすばらしい朝焼けだ。
NHKでは秋分の日の話題。そうか、日本は休日か。
 「すずらん」を見て朝食へ。

 朝食は中、洋のバイキング。これから中華が続くことを考えて今日は洋食にする。

 職場へ向かう道筋、そこかしこで工事をしている。建国50周年とマカオ返還を間近にひかえているためらしい。
 今回は職場へ着いてもパソコンは無事なようだ。WorkPadC3も無事だし前回と違ってあまり重苦しい雰囲気はない。同行者も出発寸前に買ったというC3を持って来た。僕のまわりではにわかにWarkPadブームが始まっている。

 測定器等のチェックをしたところで昼食。近くの日本料理屋に行くが何故かカツカレーを頼んでしまう。ちょっぴり心配したがカツの肉が薄いことを除けばごくふつうのカツカレーだ。

 今日は明日からの段取りが中心で、本格的な作業は明日からになる。
 夕方になると、月餅が出てきた。
 明日は中秋、中国ではこの時期お世話になっている人達に月餅を配り歩くのが習慣だという。日本の御中元のようなものか。
 月餅は白餡、黒餡など種類が多い。卵の黄身が入っているものも多い。

 月餅でいいかげんおなかがふくれたころにはもう夕食の時間。中華料理を食べにいくと言う。うーむ、食べられそうにない。
 行った店は水槽のなかの魚介類を選んで料理してもらうシステム。
 案内してくれた人が15〜20cmはある巨大な二枚貝を選んでいる。一人一個だという。そんなに食べられないぞ。  「だいじょうぶ。中身は小さいネ。」
 ほんとだ。細かく刻んで小ネギと一緒に炒めたその貝(名前は結局わからなかった)はニンニクの香が効いていてとても美味。
 そのほかの料理は、揚げ魚、東坡肉、エビの唐揚げ、キノコ炒めなど。
 東坡肉は昨日の方がおいしかったかな。
 キノコは舞茸、椎茸、正体不明のキノコ。この正体不明のものがおいしい。表側は椎茸のようだが、裏側も黒い。味は椎茸とは似ても似つかずぷるぷるとした食感がおいしい。食べたことはないがあわびたけかも。
 満腹だというのに結局チャーハンまで食べてしまった。
 ビールは「海珠」の12°。ここで言う12°とは、アルコール度数ではなく、ホップの量だそうな。12°は量が多くコクがあるタイプらしい。昨日のチンタオより味がある。

 ホテルに戻り風呂に入ろうとしたが、相変わらずお湯が出ないのであきらめて明日の朝入ることにする。
 冷蔵庫のサン・ミゲルを呑んで寝る。
 昨日の失敗があるので今晩はもう一枚毛布を掛ける。



キコクマデ・アト5カ


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