1999年8月12日〜8月15日
初日と同じように明け方に晴れるかもしれないというかすかな期待で2時ごろに一度目を覚ました。
ところが相変わらずの大雨。やはりだめか。
と、思ったとたんに今回は静かだった殿が大いびきをかき始めた。つられてじいやと秋田男もいびきをかき始める。
ね、眠れない!今日は運転しなくちゃならないんだぞ。
結局GWの温泉の時と同様、互い違いに寝ることでなんとか眠りにつくことが出来た。
今日の朝食は7時からなのでいつもよりは少しゆっくり。でも酒の飲み過ぎか、ちょっと胃が重い。
秋田男も心なしかげんなりしている。
朝食後帰りの支度に取りかかる。指先が柔らかくならないように持ってきたギターを秋田男が発見。弾かせろとせがまれる。
「ギターの弦硬いね。僕のはアコースティックギターだから。」(標準語訳)
「いやぁ、ライトゲージだから普通だと思うんですけど。ガットギターを使っているんですか?」
「ちがうよぉ。アコースティックギターだってば。やっぱりホークギターは硬いねぇ。」(標準語訳)
「......」
こんどはやおらハーモニカを取り出し吹き始める。セッションしようと言うので伴奏をつけるがどうしてもリズムが合わない。ううむ。
遠藤さんがコーヒーを淹れてくれるというので全員で食堂へ。プロの写真家の方がいらっしゃったので突然営業モードに入る。
女王様2号は今日中に四国へ行く(注:帰るのではない)のでみんなとは一足先にバスで福島駅に向かう。当然全員でバス停までお見送り。
まだ少し時間があるので三度土産あさりをする。
よもぎ麺が再入荷していたのでまたまたみんなで根こそぎする。店のおじさん、おばさんにやっと笑う。
その間にまた辺り一面深いガスに覆われる。
バスの発車待ちの間、みんなでビジターセンターの展示物を見に行った。時間が迫りバス停に向かおうとする女王様2号、ガスに惑わされとんでもない方向へ行こうとする。
やがてバスは女王様2号をのせて走り始める。万歳三唱して再び小舎へ。
食べていなかった台湾土産のお菓子を配り、遠藤さんご夫妻に挨拶をして今度こそ小舎とお別れ。昼食をとりに再びレストハウスへ。
雨もあがり、ガスも晴れてきたのですでに何度も登っている4人を除いて女王様3号、6号、じいや、皿洗い1号は吾妻小富士に登る。殿はどこかへ行ってしまう。
遠目に見ると女王様6号は新皿洗い1号の子供のようだ。
昼食をとり、またまた土産を見ていると、なんとあの秋田男登場。うーむ、まさかこんなところで。
殿は明日仕事なので新幹線で帰るという。しめしめ。
福島トンネルが渋滞しているようなので、僕と新めしつかい2号(旧皿洗い1号)の車組は福島へ向かわずに郡山方面へ向かう。新幹線組とはここでお別れだ。来た時は殿と二人だったが、帰りは長時間になるので特別に新めしつかい2号に同乗をお願いして置いて良かった。渋滞でナビがいないのはつらい。でも殿はナビにならないのでもっとつらい。
東北道は意外に順調。情報によれば西那須野塩原を頭に少し渋滞があるようだがけっこう距離が短いのでなんとかなるだろう。白河を過ぎても順調に流れているのでひと安心。
ところが那須高原のサービスエリアを前に流れが悪くなってきた。その瞬間!
げっ!
バケツをひっくり返したと言うより風呂桶をひっくり返したような突然の雨。ワイパーが役に立たない。なるほど、これじゃ渋滞するわな。と思ったそばからまったく動かなくなってしまった。
1時間以上渋滞とつきあったあげく、どうにもならないので那須で高速を降りる。矢板まで高速で行ければかなり楽なのだが仕方がない。
5月と同様に国道294へ。今日は新めしつかい2号を家まで送り届けることになっているので294をまっすぐ谷和原まで行き、常磐道経由で南行徳に向かう予定だ。
前回に比べ294は比較的順調。いつもネックとなる国道50号も無事乗り越えほっとしたところでついに動かなくなる。なぜこんなところで?と思ったらどうも事故のようだ。
渋滞を抜けると、車の数は多いものの比較的順調なペースに戻る。常磐道に乗る前にココスで夕食。車から降りると足が自分の足でなくなっている。
常磐道に乗ったとたんに大後悔、柏の前から大渋滞になっている。これはいけない。柏で降りて16号で4号に向かうことにする。
ところがこれがまた失敗。柏市街も大渋滞。果たして今日中に帰れるのか?
なんとか渋滞を堪え忍び、10時半ごろやっとめしつかい2号の家にたどり着く。
ここからの帰りは超順調。11時半には家へ到着。
車の片づけは明日やることにして、とりあえず最小限のものを降ろそうと、ふと後部座席を見るとそこにはめしつかい2号のデジカメが。おいおい。
むせかえるような部屋にたどり着き、Macの電源を入れるととてつもなく大きい起動音。
???
バックアップの電池が切れてる!
星日記・了
温泉