温泉日記

2000年12月31日〜2001年1月2日



・1月1日(月)
 なんだか外がうるさい。強風で窓がガタガタしている。時計を見ると7時。結局4時ぐらいまで眠れなかったのでなんだか頭が重い。ストーブを消してなたために布団から出られないくらい寒い。あいかわらずファンヒーターは点かないのでストーブをつけようとしたのだが、ストーブはマッチがないと付かない旧式の奴。あたりを探すと廊下に着火器が置いてあるのに気が付いた。
 やたらと寒いと思ったら雪が降っている。うーん、これじゃ今日は車で出かけられないな。

 朝食は8時からのはずだがなかなか来ない。8時半になって弟が待ちきれずクレームを付ける。すると...すぐに来た。忘れていたのか?
 朝食は雑煮、ハムエッグ、鯖、納豆、漬け物。鯖はちょっとでも古いと体が受け付けないのだがなかなかおいしい。なかなかネタはいいようだ。
 朝食を食べ終わった頃、思い出したようにファンヒーターが点火した。一同歓声。どうもスイッチを入れて1時間ぐらいすると点くようだ。とにかくストーブだけでは寒いのだ。ファンヒーターの温度計の表示域を超えるくらい温度が低い。
 やっと温まってきたころにまた換気のランプが点いてしまった。しかたなく一旦停めて換気し、再点火するとやっぱり点かない。しかたない。また1時間待つか。
 予想通り1時間たった頃に点火!
 と、喜んだのもつかの間。今度はエラー表示。なにぃ!点火ミスなので2分間待って再点火してくださいだとぉ!?...やっぱり点かない。また1時間待てというのか?
 しかし、1時間たっても点く気配は無し。困ったもんだ。

 そうこうしているうちにもうお昼。昼食は出ないので外に食べに行かなければならない。しかしこの寒さでは体の弱い母親にはきつい。とりあえずパンか何か買ってくることにして外に出る。
 宿に近い食品店を覗くとパンはあるにはあったが食パンのみ。これではさびしいので少し離れたところにあるスーパーに行く。何とかぎりぎり人数分の調理パンがあったので根こそぎ買いあさる。あとは自販機の温かい飲み物で昼食だ。

 ファンヒーターはいっこうに点く気配なし。ストーブの方は明らかにパワー不足でちっとも部屋が暖まらない。おまけにやたらと臭いので時々換気しないと頭が痛くなってしまう。仕方無いので布団にくるまって過ごす。
 あいかわらず雪はパラパラとだが降り続いている。外の風呂に行くのも面倒くさいので今日は内湯にする。頭も洗いたいし。
 内湯は思ったよりもゆったりとしていてなかなかくつろげる。どうも共同浴場にくらべるとお湯が薄いなと思ったらどうも源泉が違うらしく、こちらは沸かし湯だった。そのかわりこちらは石鹸も使える。たまたま他にお客さんも来なかったのでしばしのんびり。
 風呂から出るともう食事の準備が始まっている。聞くともう出せるという。あれれ?まだ17時だよ。いくらなんでも早すぎる。もう少し遅く出来ないかと頼み、結局18時ごろに出してもらうことにした。うーん、どうもこの宿は時間の感覚がおかしい。

 今日の夕食は肉じゃが、しし鍋、エビの唐揚げ、とろろまぐろ、しゃけ、みそ汁、漬け物とまたまた盛りだくさん。しゃけは薄味で一安心。猪も臭みが無く柔らかい。肉じゃがが特においしい。やはりここは煮物は得意なようだ。ついついごはんもおかわりしてしまい、酒を呑む前に腹がいっぱいになってしまった。
 夕食後はTVを見ながら弟夫妻と酒盛り(両親はまったく酒を呑まない)。一升瓶1本と四合瓶2本を持ってきたのだが、ほとんどあいてしまいそうな勢いだ。

 夜も更け、さぁ寝ようと言う頃になって突然ファンヒーターが点火。おいおい今点いたらまたすぐに消えちゃうじゃないか。どうせなら明け方に点いてくれればいいのに。
 つくづくタイミングが悪い奴と思いながらうとうとすると恐れていたとおりまた30分ぐらいで消えてしまった。
 やれやれ。






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