台湾日記・初日

2001年5月28日〜5月31日



・5月28日(月)
 今日の飛行機は成田10時発。3月の出張の時よりも更に30分も早い。2時間前に成田に着くには6時11分発の電車に乗らなければならない。もう少し遅いのでも良いかなとは思ったが、前回窓口が異様に混んでいたのを思い出し、やはり2時間前に着く電車にする。
 前回より早い時間にも関わらず伊勢崎線は座れない。まったく日本人は働き過ぎだぜ。
 牛田で京成線に乗り換え、青砥で更に特急に乗り換え。いつもはここで座れるのだが、今日はだめ。何故下り線がこんなに混んでいるのだろう。スカイライナーを使えば確実に座れるのだが、日暮里に出るのは遠回りのため家を出る時間がかわらない。座れるなら普通の特急(別料金無し)でいいやと思い、今までこのルートで来ていたのだが、少し考え直した方がいいかもしれない。でもスーツケースがあるときは北千住での乗換はきついんだよなぁ。今回みたいに短期の時はスーツケース無しなので良いけど。
 朝目覚まし替わりにTVのタイマーを使っているのだが、設定をオフにしてくるのを忘れてしまった。毎朝無人の家でTVのスイッチが勝手にONになるのか...まぁ、1時間もすれば切れるから良いか。
 成田でようやく前の席が空いた。あと一駅だが思わず座ってしまう。最近とっても体力が落ちた。困ったものだ。

 さて、空港第2ビル駅に到着。いつも思うのだがこの駅はどうしようもない構造だ。エスカレーターが2カ所しかなく、階段がないのですぐに列が出来てしまいなかなか上に上がれない。やっとの思いで外に出るとこんどは検問の長い行列。なんだか今日は人が多いぞ。ロビーまでのエスカレーターも列になっている。
 ところが発券カウンターは何故かガラガラ。未だかつて成田でこんなに空いていたことはない。僕の前には1人しか並んでいない。あんなにたくさんいた人たちはどこへ行ったのだろう。出国審査に並んでいる人も少ないのだが、開いている窓口が少なくやはり長い列。まぁ、それでも10分ぐらいで中に入れたので良い方だろう。
 JAAの搭乗ロビーは離れているのでシャトルを使う。いつもは満員列車状態なのだが今日はこれもガラガラ。初めて折り畳み式の椅子に座る。と、言うよりもそんなものがあるのに初めて気が付いた。
 搭乗ロビーに着くとまだ8:30。搭乗までには1時間もある。こんなことならもう少し遅い電車にするんだった。とりあえずメールでもチェックするかとPowerBookを取り出しC@rd H”を挿してみると、なんと圏外。げげ、このロビーはダメなのか。たしか前回は使えたような気がするのだが、あれは他に行った時だったかな。仕方がないので台湾日記(笑)でも書くことにするか。

 今日は少し遅れて搭乗開始。なんと今日は隣が2つとも空席。ちょっとゆったり。何故かわからないがなかなか離陸許可が下りず、30分ほどそのまま。むちゃくちゃに眠いので寝ようとするのだがどうも眠れない。仕方無しに新聞をもらって読む。
 いいかげんしびれが切れてきた頃にようやく飛行機は離陸。ちょっと一眠り。
 しかし、うつらうつらしたとたんに飲み物が出てきて目が覚める。すっかり眠れなくなってしまったので本を読んで過ごす。

 30分近く遅れて飛行機は中正国際機場に到着。イミグレーションはいつもよりやや空いているが開いている窓口が少ない。列がなかなか進まなくいらいらしかけたころ新しい窓口に係員が着いた。一斉にそちらへ移動する人たちにつられてそちらに移動。生かし、一瞬の躊躇が災いし、かえってもといた列よりも後ろになってしまった。しかも係員がなかなか審査をはじめようとしない。まぁ、それでもいつもよりは早かったので良しとしよう。

 それにしても飛行機が遅れたとは言え台湾は近い。2時過ぎには相手先の会社に着いてしまう。初日からたっぷりと仕事だ。

 今日の夕食は圓山大飯店。ここは古くて由緒正しきホテルだ。日本で買える台湾本にはたいてい最初の頃に載っている。いかにも!と言う感じの赤い屋根。古い中国の宮殿を思わせる。だだっ広いロビーと広い階段。床も階段も赤い絨毯。柱も赤だ。そこかしこで記念撮影をする若い人たち。今はちょうど卒業のシーズンで、謝恩会(こちらでは謝師会と言うそうだ)に来た学生たちらしい。うーん、なんだか楽しそうだ。

 乾杯はなんと言っても台湾ビール。古き良きキリンのラガーのような苦みのあるビールだ。
 料理はXO辛蝦、豆腐の炒め物、牛肉の沙茶醤炒めなど。やはり台湾は何を食べてもおいしい(日本食を除く)。豆腐の炒め物はとりわけおいしい。炒め物と書いたが、煮物と言った方が近いかもしれない。味のベースはオイスターソースのようだがさらに複雑な味がする。仕上げにはチャーハン。やや塩味が強めだがとてもおいしい。卵も良くごはんに絡んでいてほんのりとした黄色にごはんが輝いている。デザートの杏仁豆腐は口に入れるととろけるような柔らかさ。初日から大満足。はて?僕は何をしに台湾に来たのだろう。

 9時過ぎにホテルにチェックイン。前回のホテルはなんだかうるさくて熟睡できなかったので今回は別のところを予約してもらった。今回の宿、歐華酒店はこぢんまりとした門構えながら、シックで落ち着いた雰囲気だ。ロビーに机を置いただけのようなレセプションでチェックイン。なんとか日本語も通じる。部屋は前回の所ほど広くはないが日本のビジネスホテルよりはかなり広い。ドライヤー、バスローブなども完備していて非常に実用的だ。
 とりあえずメールをチェックしているうちにすっかり眠くなってしまった。時計を見るとまだ10時。しかし日本時間だと11時だ。まだ風呂にも入っていないけどまぁいいか。朝風呂に入ることにして今日は寝ることにしよう。
 うーん、日本にいるよりも健康的だ。


2日目へ続く...



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