台湾日記・3日目

2001年5月28日〜5月31日



・5月30日(水)
 昨日にくらべると夜中に目が覚める回数が増えた。しかし日本にいるときよりも熟睡できたことは変わりがない。2日続けて8時間以上寝られたのは本当に久しぶり。最近頻発していた不整脈も影をひそめている。
 今朝はソーセージ、ベーコン、ポテトフライ、フレンチトースト、クロワッサン、パスタをピカタ状にしたものを取った。うーん、朝からヘビーだ。

 今日は雨は降っていない。またまた傘を持たずに出てきてしまったが大丈夫だろうか。
 そう言えば今回は台湾に来てから一度も渋滞にはまっていない。昔は台北と言えば渋滞と言うほどだったらしいが最近は緩和されたのだろうか。

 今日も冷房がきつい。なんだか窓が曇っているなぁと思ったら、窓の外側が結露していた。アジア圏はほとんど冷房が利きすぎている。今日ぐらいの気温なら冷房なしでも大丈夫なくらいなのに。ホテルも冷房が強いので夜寝るときはエアコンを切っておかないと風邪をひいてしまう。台湾にしても香港にしても、インドネシアでさえ暑いからと油断して半袖だけで来てしまうと大変なことになる。遊びに来るときでも何か羽織るものは必要だ。ちょっと体が冷えたのか軽い頭痛がする。

 今日のお昼はお弁当はやめて近くの店に食べに行くことにした。裏通りにあるので日本人観光客が来るような所でなく、地元の人たちが食べに来る店だ。そんなにきれいな店ではないが不潔感は無い。
 冷蔵庫の中には皿に載ったおつまみのようなものが入っている。自分で好きなものを取って、その分支払うシステムらしい。思わずピータン豆腐を取ってしまう。しかしピータンはまるまる1個、豆腐は1/4丁ぐらいあるので前菜にしては結構ボリウムがある。
 メインは水餃子、ほかに炸醤麺を頼む。出てきた水餃子を見てびっくり。一皿10個もある。これと炸醤麺では多すぎる。完全にピータン豆腐が余計だ。
 水餃子はもっちりした弾力のある厚めの皮がとてもおいしい。思ったよりすいすい入る。炸醤麺は日本のものにくらべると麺が白くて中華麺とうどんの中間ぐらいの感じだ。上にかかっている肉味噌は見た目よりもずっと薄味でさっぱりしている。しかしさすがに食べ過ぎだ。なんとか全部食べたがちょっと苦しい。しめて190台湾$(日本円で700円ぐらい)なのでこちらではけっこう高い方なのかもしれない。
 食後は隣の店で飲み物を買おうと言うことになった。珍玉なんたらというものが最近はやりだと言うことでそれを頼む。
 珍玉というのは直径が1cmぐらいある巨大なタピオカのようなもの。原料は米だそうだ。タピオカはキャッサバという芋の一種が原料なので少し違う。それが冷やしたミルクティー(のようなもの?)の中に浮かんでいる。容器に極太のストローを挿して飲むのだが、ストローの中に次々と珍玉が入ってくる。珍玉は芯がしっかりしていてけっこう噛むのに苦労する。全部の見切る前に疲れてしまった。

 さて、台湾最後の晩なので夕食は台湾料理。
 必ず食前に出てくるお通しの小皿には前回忌まわしき結果を引き起こした(?)しじみのしょうゆ漬けが。なんとか言い訳をして食べずに済ませる。
 台湾と言えば海鮮料理。蝦がうまい。空芯菜、堅い豆腐の炒め物などはいかにも台湾と言う感じだが、なぜかラムチョップが出てきた。
「これも台湾料理なのか?」
と聞くと、さすがにこれは違うらしい。
 薬膳のスープが出てくると言うのでドキドキしていると、なにやら鱗のようなものが付いた黒いかたまりの入ったスープが出てきた。
「げ!蛇かっ!」
ちょっとうろたえているとへびではなく烏骨鶏の足だという。なるほど食べてみると鶏肉に近い。
 デザートにはスイカ。海外で食べるスイカはほとんど例外が無く甘みが少なく水っぽいだけ。やっぱりスイカは日本がいちばんと思っていたが今回のスイカはとても甘い。これは認識を改めねば。

 ホテルに戻ると今日も10時前。今晩も遊びに行かず、すぐに寝てしまう。
 しかし、さすがに2日続けてたっぷり寝たせいか寝付いたと思ったらすぐに目が覚めてしまった。TVを点けてみるが、あまり面白そうな番組はやっていない。しばらくじたばたしていたが、2時を過ぎたあたりで記憶が途切れる。


※帰国後しらべてみたら「パールティー」というものが台湾ではやっているとあった。これは正真正銘タピオカを使った紅茶で今回の「珍玉なんたら」とそっくりだ。安く大量生産するために米の粉を使ったのかもしれない。


最終日へ続く...



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