シンセサイザー、及びその他の電子楽器

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今や音源ヲタクと自他共に認める私の電子楽器遍歴。
もうこれ以上部屋に置けません。


ENSONIQ ESQ/M

 初めて買ったキーボードがENSONIQのESQ/1でした。
 あまり知られていないようですが、エフェクターが付いていないことを除けば、最初のオールインワンシンセです。もっとも、たった8音ポリなので、1台ではどうしようもありませんでした。
 デジタルシンセだと信じていたのですが、単にデジタルでコントロールされたアナログシンセだと知ったのはずっと後のこと。
 暖かく、厚みのあるストリングスや、芯のあるエレピ、ベル系の音は最近のシンセではまねできません。
 データバックアップの電池が無くなると音痴になってしまうという奇癖があり、最後にはまったく音程の無い発信器となってしまいました。
 現在は、キーボードとシーケンサーが付いていないラックマウントタイプのESQ/Mの中古を見つけてきて使っています。
 モジュレーションの結線の自由度が非常に高く、アナログにしては表現力があるシンセです。

音源方式 DCO
最大同時発音数 8音ポリ
パート数 9マルチティンバー
発音数よりパート数のほうが多いとはいったい何を考えて設計されたのやら
音色数 インターナル40プログラム。カートリッジ80プログラム
シーケンサー 8パート。リアルタイム、ステップ。
但し編集不可
エフェクト 無し



KORG DDD−5

 何は無くともリズム音源。ということで、丸井でたたき売り(最近はやりませんね。信じられないことにこの頃は値切れた)していたのを見つけて買いました。スティックの音だけは今でも使っています。
 ゲームブックのようなマニュアルには楽しませていただきました。(^^;「○○頁を見よ」の嵐。
 今でも使いかたが良くわからない部分が。

音源方式 PCM
最大同時発音数 8音
パート数 1パート
音色数 29+カード2枚
シーケンサー 1パート
エフェクト 無し



YAMAHA TX1p

 ESQは8音しか出せなかったため、すぐにピアノ系の音が出せる拡張音源が必要になりました。
 たまたまクラビノーバの音源部を独立させたTX1pがたたき売りされていたのでGETしました。
 今となってはそれほどリアルな音では無いのですが、強弱による音色の変化が大きく、今でもソロの曲にはよく使います。
 最近のシンセに入っているピアノの音は、フォルテシモでもただ音が大きくなるだけのような感じなので、ソロだとどうも欲求不満になります。

音源方式 AWM(PCMの一種)
最大同時発音数 16音ポリ
パート数 1パート
音色数 5音色
シーケンサー 無し
エフェクト コーラス



YAMAHA V50

 Midnight Telepone初ライブの練習中ちょうど間が悪くESQ/1が不調になってしまいました。バックアップ用のキーボードを探していた丁度そのとき発売されたのがこれです。
 なんと言ってもフロッピーまで内蔵されて15万円代という価格設定には狂喜しました。それまでは、カセットテープにピーガーいわせながらシーケンスデータや音色を記憶させていたのですから。当時大ヒットしていたコルグのM1はメモリーカードにデータを記録する方式でした。もちろんそれでも画期的なことだったのですが、それではお金がいくらあっても足りません。
 リズム音源も内蔵し、エフェクターも内蔵していたのでかなり重宝しました。
 4オペレーターのFMなので、リアルさはありませんでしたが、表現力があり、今でも使っています。
 8レイヤーの強力なベースは一部で有名。
 シーケンサーはとても使いやすかったけど、あとからベロシティーを編集できなかったので、のちにパソコンによる打ち込みへと移って行きます。それはまた別のお話。

音源方式 シンセ部:FM(8波形4オペレーター)
リズム部:AWM
最大同時発音数 シンセ部:16音 リズム部:8音
パート数 シンセ部:8パート リズム部:1パート
音色数 100シングル、100マルチ
各インターナル、プリセット、カードの3バンク
シーケンサー シンセ部:8パート リズム部:1パート
エフェクト 32プログラム



YAMAHA TG77

 どの音源が一番好きかと言われれば迷わずこれ。
 どうしても生楽器の音や発音数が足りずに悩んでいた時に発売されたのがこれ。発売されてすぐに買いに行ってしまいました。
 PCM音源と拡張されたFM音源を搭載しただけでなく、FMにPCMで変調がかけられるという、マニア垂涎の逸品。しかもキーボードタイプのSY77よりも10万円も安いとくればもう買うしかない!
 今にしてみればPCM部は情けない音ですが、FM部は超強力。Sin波だけだったDX7に比べ、元波形が16に増え、ビョンビョン言わせられるレゾナンス付きのフィルターも付いていました。圧巻は45に増やされただけでなく、自由につなぎかえのできるオペレータアルゴリズム。後に発売されたPCM部が強化されたSY99が今でもプロユーザーが多いのもうなづけます。
 意外とアナログシンセっぽい音も得意な音源です。
 発音数が少ないので、後に中古を見つけてもう1台買ってしまいました。
 アウトプットが全部で12もある気違いじみたリアパネルも特徴です。果たして、全部同時に使った人はいるのでしょうか?

音源方式 AWM2+AFM(16波形6オペレーター)
最大同時発音数 AWM2:16音 AFM:16音
パート数 16パート
音色数 インターナル64、プリセット128、カード64
シーケンサー 無し
エフェクト モジュレーション系:4×2系統 リバーブ系:40×2系統



YAMAHA TG500

 やはりオーケストラ曲を書くには音色、発音数が足りなかったのでこんどは純粋なPCMシンセを買うことにしました。
 EmuのProteus2なども候補でしたがエフェクターや当時としては驚異的な64という発音数にひかれてまたまたYAMAHAを買ってしまいました。
 実際には32音x2と言った構成で、各ブロックごとに使える波形が割りあてられており、運が悪いと32音ポリになってしまうという奇怪な使用でした。
 YAMAHAらしくない分厚く過激な音が多く入っています。最近まで、オーケストラの弦にはメインで使っていました。生ギター系もなかなか使えます。エレキギターはいまいち。
 エフェクト送りのパラメーターがやたらと複雑で、音作りするたびにマニュアルを見てしまいます。

音源方式 AWM2
最大同時発音数 32音×2系統
パート数 16パート
音色数 インターナル Performance64、Voice126、Drums2
プリセット Performance128、Voice252、Drums4
カード インターナルと同様×2枚
シーケンサー 無し
エフェクト 90×2系統(マルチエフェクトを含むので、実際は4系統に近い



ALESIS D4

 YAMAHAの音源は、いまいちリズム音色のバリエーションが少なかったので叩き売りしていたのを買いました。
 死ぬほど波形がはいっています。
 どういう訳かあまり使う機会がありません。
 ステレオサンプリングで残響まで再現したスネアやタムは、音を聴いただけでバラード!って感じの超定番。

音源方式 PCM
最大同時発音数 16?
パート数 1パート
音色数 501SOUND、21キット
シーケンサー 無し
エフェクト 無し。但し、エフェクト処理済みのサンプリング多数。



ROLAND SC−88

 ご存じDTM音源の定番です。
 人とデータをやりとりする必要にせまられて買いました。
 優等生的な音源でどの音も可も無く不可もなくバランスがとれています。
 ただバンク構成がわかりにくく、新型が出るたびに新しいマップになってしまい、GS規格は破綻しかけている印象をうけます。
 あまりコメントはありません。

音源方式 PCM
最大同時発音数 64(ボイス)
パート数 32パート
音色数 プリセット:654 ドラム:24セット ユーザー:256 ユーザードラム:2セット
シーケンサー 無し
エフェクト リバーブ×8 コーラス×8 ディレイ×10



YAMAHA VL70m

 生楽器の発音のしくみを計算でシミュレーションして音を出すVL音源の超ローコスト版です。
 それまで何十万もしていたものがいきなり5万円台になってしまい、びっくりして買ってしまいました。
 ウインドコントローラーと組みあわせるとまるで生楽器のような表現力があります。
 圧巻は尺八。あのぶおっと言うこぶしまで出すことができます。
 バイオリンなんか、へたな演奏すると初心者がバイオリンを弾いたときのようなキーキーした音が出るのも御愛敬。
 説明書がやたら専門的で、音楽や物理に詳しい人でないと理解不能。

音源方式 S/VA(バーチャルアコースティック)
最大同時発音数
パート数
音色数 プリセット:256 カスタム:6 インターナル:64
シーケンサー 無し
エフェクト リバーブ×12 コーラス×10 バリエーション×44 ディストーション×3



YAMAHA MU100R

 どうもSC−88にもやもやしていたとき発売されたのがこれ。
 XGフォーマット発表以降のXG音源はすべて上位互換の音色配列で、MAP切り替えなど必要ない。バンクごとに意味づけがしっかりされているので音色を選ぶのも簡単。
 膨大な音色数、専用機並のエフェクト、そのエフェクトも使えるADイン、パラアウト、拡張音源用プラグインボード2枚搭載可能など、これはほんとにDTM音源なのか?という充実ぶり。
 当事参加していたUTAMALOでエレアコと、ピアノを弾かなければならなかった折、エレアコのプリアンプとしてもりっぱに使えるこれはベストな選択でした。
 VL70m相当のボードや、後にDX7相当のボードが出たことも○。当然両方ともGET。残念なのは本体、ボード共に、Windows用のエディターしか同梱されておらず、Mac用が無いこと。まぁ、WEBでこっそり配付されているものもありますが。
 音色はもやが晴れたようにくっきりしたものが多く、そのまま使うよりもいじり甲斐がありそう。ピアノもバンドの中で使う分にはとてもいい音です。強弱による音色変化が小さいのはDTM音源の限界か。  たぶん今後はTG500の役割を徐々にこちらに移して行くことになるでしょう。
 DXボードはDX7完全互換ですが、さらにフィルターが使えるので音づくりの自由度は高いです。

本体
音源方式 AWM2
最大同時発音数 64(ボイス)
パート数 32パート
音色数 ノーマル:1267 ドラム:46 パフォーマンス:100(インターナル)+100(プリセット)
シーケンサー 無し
エフェクト リバーブ×12 コーラス×14 バリエーション×70 インサーション×43×2基 イコライザー×4

DXプラグインボード
音源方式 FM(1波形6オペレーター)
最大同時発音数 16
パート数 1パート
音色数 プリセット:912 カスタム:64
シーケンサー 無し
エフェクト 本体に依存

VLプラグインボード
音源方式 S/VA(バーチャルアコースティック)
最大同時発音数
パート数
音色数 プリセット:256 カスタム:6 インターナル:64
シーケンサー 無し
エフェクト 本体に依存



番外編
KORG X−911

 アナログのギターシンセです。僕が最初に買ったシンセがこれです。
 単音しか受け付けないためきちんと演奏するのは大変でした。
 今は、ギターの替わりにTG77のパラアウトからサイン波を突っ込んでいます。これでMIDIでコントロールできるアナログシンセの誕生です。ちゃんとベロシティーで強弱も付きます。

音源方式 アナログVCO
最大同時発音数
パート数 1パート
音色数 11
シーケンサー 無し
エフェクト 無し



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