星日記

2000年8月5日〜8月8日

福島県 浄土平


・8月7日(月)
 あー、だめだ。やっぱり食欲がない。時間にすると結構寝ているのだが、切れ切れなのでどうも睡眠不足の感じ。さっさと切り上げてまた寝る。外はざんざん振りだし。
 うとうととしたものの、今日もまた腎臓結石がいや〜な感じ。細切れに目が覚める。結局10時ぐらいには起きだしてしまう。またまた登山家の先生とカメラについて熱ーいおしゃべり。めしつかい2号は小舎に備え付けのトランプで各種ソリティアをやっている。見たことがないのを始めたと思ったらオリジナルを作りながらやっているそうだ。そしてとうとうトランプで一人麻雀を始める。しかしなかなかあがれない...ん?。おいおい、トランプ一組じゃ頭が出来ないじゃないか。

 またまた昼はレストハウスへ。今日はポークカレーを頼む。ここにはポークカレーとビーフカレーがあり、ちゃんと別々のルーで作っている。観光地のレストハウスとしては珍しい。
 浄土平近辺は軽登山のポイントたくさんある。湿地帯の鎌沼があるかと思えば延々と頂上までガレ場の一切経山、頂上までは走っても昇れるが、火口のまわりを一周するには数十分かかる吾妻小富士、深い藍色の水を火口にたたえた桶沼。ここに来始めた頃は夜は星、昼間は軽く山歩きという生活をしていたのだがそれも昔のこと。寄る年波には勝てず、最近はせいぜい5分で登れる桶沼ぐらい。今回も少し歩こうかという話は出たものの、結局駐車場の近辺にある湿地帯(一周10分)を歩くことに落ち着いた。ここ数年雨が少なく湿地帯もほとんど干上がっていたのだが、今年は久しぶりに湿地帯らしい感じが復活している。残念ながらこの時期はもうめぼしい花の季節は終わってしまっているが食虫植物のもうせん苔などが見られる。そして水の中にはオタマジャクシ。
 一回りして、今日もまた温泉へ。昨日と同じ花月ハイランドホテル。フロントのおじさんが僕たちを見て思わずにやり。今日は木ノ湯が掃除中だったので最初から石ノ湯へ。今日は客も少なくほぼ独占状態。ゆったりと露天風呂に浸かる。と、なにやら肩のあたりがむずむず。ぎょえ〜っ!でっかいアブが!
 風呂から上がり涼んでいるとなにやらあやしい雲行き。あわてて戻ることにする。

 昼間なのに部屋はえらく暗い。しばしデジカメで録ったこの2日間の写真を鑑賞。そして....寝る。
 登山家の先生も帰り、夕食は我々以外に5人だけ。話好きなおじさんが一人と、なかなかきびしそうな青年に連れられた少年3人。今日は天気が悪そうなので酒でも呑みながら夕食を食べようと思い酒を持って食堂に降りてきたのだが、夕食のメニューはビーフシチュー。ちょっと日本酒を飲みながら食べるものでもないのでそのままおもちかえり。ロビーで飲むことにする。
 おじさんたちも誘って酒盛り。しかしさすがに未成年の少年二人に呑ませるわけにはいかず、ソフトドリンクを勧めるが、どうも慣れない山に疲れ切っている様子。

 ふと気付くと外は雨があがり月が顔を出している。わざわざこんなところまで来て月でもないのだが、望遠鏡で月を見たことがないメンバーもたくさんいるので小舎の駐車場で望遠鏡を組み立てることにする。
 月にはうっすらと雲がかかっているがみんなは満足した様子。せっかくだからと言うことで少年たちも呼んでくる。

 なんだか遠くの空でカミナリがなっており嫌な感じだったのだが女王様6号の強力な要請でまたまたレストハウスの駐車場まで出向くことにする。いつ雨が降ってくるかわからないので今晩はもう望遠鏡はなし。マットをひいて大宴会。そばでは先生に引率されたとおぼしき高校生たちがテントを張っている。
 白菊を飲みながら、時々あがる「おー!」、「あー!」という叫び声。結局だれもきちんと3回願い事を唱えることは出来なかったようだ。
 今回ついに本領を発揮し始めた女王様6号。全会一致で女王様2号に昇格決定。元祖女王様2号はテンネン様2号(1号はこのホームページには登場していない)に横滑り。そして女王様1号には永世名誉女王様1号の称号が。
 やがてみんなは眠りについたようだが僕の結石はとうとう爆発寸前まで悪化。いよいよ病院かといういや〜な感じであさまで眠れず。となりでは女王様6号も腰痛でうなっている。
 少しでも石を動かさねばということであたりをぴょんぴょん跳びながら動き回っているとどうにか夜が明ける頃には痛みが治まってきた。それにしてももう今日は帰らなければならない。う〜〜、運転できるのだろうか。

 今日もいやに朝焼けがきれいだ。三宅島の噴火の影響だろうか。
 


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