2000年7月26日〜8月2日
中国へ来て初めての休日。ゆっくり寝ていればよいはずなのだが、どうも歳のせいか8時には目が覚めてしまう。2度寝をしようとしばらくじたばたしていたが、すっかり目が覚めてしまったので起きて洗濯をすることにした。
昼食のために朝は食べずにおこうと思ったのだが、さすがにこれだけ早く起きてしまうと我慢が出来ない。朝食のでない日曜日のために買っておいたカップ麺を食べることにする。買ってあったのは牛肉麺。しかし、これがとんでもなく脂っぽい代物で、すっかり胸焼けしてしまった。
管理人のおばさんにタクシーを呼んでもらい、二人で待ち合わせ場所へ。すでに女の子のうちの一人は来ていた。もう一人が来るまでの間に両替もしておく。しかしもう一人がなかなか来ない。すでに来ている一人が電話で呼び出してくれる。待ち合わせ時間を30分ほど過ぎてやっとやってきた。うーむ、寝坊でもしたのか?しかしあまり日本語が通じないので分からずじまい。
二人に案内してもらったのはあまり日本人が行かなそうな中華料理屋。ダック一羽を丸々煮込んだスープ(とは言えほとんど食べられる肉がない。北京ダックの残りだろうか?)など食べたことがない料理ばかりだったが、朝食べたカップ麺のせいで胸焼けがひどく、しっかりと味わうことが出来なかった。残念。
そうこうしているうちに女の子のうちの一人の携帯が鳴る。なにか激しい口調で話している。なんと会社から呼び出しだという(平日の昼間はOLをしているらしい)。
「行かなければいけないので申し訳ないけどあとは3人で観光して。」
と、彼女が言うと、もう一人はとても不安そうな表情。日本語がほとんど話せないので、日本人二人相手にあちこち歩き回るのは気が重いようだ。かわいそうなので二人とも開放してあげることにする。
こうして急遽、今日の予定は男二人でショッピングに変更になった。
この一角はまったく日本人を見かけない。街の風景も今まで言ったところの中ではいちばん中国らしい気がする。もう一人が子供へのおみやげを買いたいと言うことで洋服屋に入ると、何と
「上海から来たのか?」
と声をかけられた。この二人が中国人に見られたのか?うーむ。
この通りにはなぜか楽器屋が多い。安っぽいギターなども売っていたが、2弦の民族楽器には気を引かれた。値札を見ると800元。中国のものとしては異常に高い。買って帰ろうかとも思ったのだが値段を見てすっかりその気が失せてしまった。後で考えると日本で買うよりはるかに安いので買って帰るべきだったかもしれない。値切ることも出来ただろうし。
しばらく歩いていくと、一回目の出張の時、本を探しに来た一角に出た。ここでおみやげ用のお茶を買うことにする。後で聞くと、その店はこの街ではいちばん有名な店だそうだ。
このへんは歩行者天国らしい。中国は一人っ子政策のはずなのに、子供を何人も連れた家族連れの多いこと。裕福だと何人も子供を持てるのだろうか。肯徳基(ケンタッキーフライドチキン)と大通りの間を結ぶ送迎車が走っているのにはびっくり。もちろん、あのケンタッキーおじさんも立っている。肯徳基の隣はピザハットだ。
そうこうしているうちに戻らなければ行けない時間。日曜日だというのに日本からまた新たなメンバーが到着するのだ。宿に戻るとすでに二人のメンバーが到着していた。
みんなは会社へ打合せに向かうが、僕は部屋で資料整理をすることにする。1時間ぐらい仕事をしたらどうにも眠くなってしまったのでしばし仮眠。目を覚ますと18時半。18時ぐらいにみんなは戻ってきて、それから食事に出るという話だったがまだ戻らないようだ。結局戻ってきたのは19時半頃。中華料理屋へ向かう。
この店で食べるものはすっかりパターン化してしまい、目新しいものは無い。ピータン豆腐、鶏肉の香菜炒め、回鍋肉はもう定番だ。
食後はまたまたカラオケ。今回は初めての店だ。しかしまたしても付いたのは日本語が話せない娘。きれいなんだけどね。
何となく疲れているので今日は早めに宿に戻る。