しし座流星群・2001

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 98年、99年と大出現が予想されていながら日本では空振りに終わってしまったしし座流星群。しかし、2回とも日本では見られずヨーロッパで大出現が見られることを予報していた天文学者がいました。イギリスのアッシャー博士です。彼の予報によると今年は日本で大出現が見られると言うことでした。
 世間では懐疑的な声もあがっていましたが、天文ファンの間では今年はほぼ間違いないだろうと言う声がささやかれていたのです。
 その期待に見事に応えてドンピシャのタイミングで見事な流星雨が見られました。98年の時ほどマスコミが騒がなかったせいか見られなかった方も多いようですが、それはそれは信じられないような光景でした。ピーク時は数を数えることすら不可能な状況でした。非公式ながら1時間に3000〜5000個の出現があったと報告されています。
 さて、今回は一眼レフデジカメのFUJI FinePix S1proと超高感度ビデオカメラWATEC WT−100Nを使ってみました(ホントは普通の一眼レフでも撮るつもりだったのですが...なぜ出来なかったかは別の機会に)。
 さて、結果的には大成功でした。S1proは30秒までしか露出できないのですが、デジカメなのであとで合成することが可能です。撮影した300コマ強のうちおよそ半数に流星が写っていました(中には1コマに10個近く写っているものも)。
 また、ビデオのほうも思っていたよりもずっとたくさん写っていました。ほとんど10秒に1個ぐらいは写っています。映している範囲があまり広くないことを考えると驚きです。
 あまりにも数が多いため整理には時間がかかりそうですが、整理が出来た順から公開していきます。
 とりあえず第一段。
 それぞれの写真を クリックしてください。大きな写真が見られます。
 プリントした写真が欲しい方はメールください。



leo1.JPG
leo2.JPG
leo3.JPG
leo4.JPG
leo_x_p.JPG
1:17
露出30秒
1:34
露出30秒
2:05
露出30秒
2:14
露出30秒
3:21
露出30秒
 今回写ったもっとも明るい流星。痕(流れたあとに残る煙状のもの)が10分以上も残る大火球でした。  わずか30秒の間に5個の流星が写っています。
トリミングしています。
 薄くかかった雲から透けるように3個の流星が写っています。
トリミングしています。
 2つの明るい流星が写っています。
 ひとつは最後に爆発を起こしています。
トリミングしています。
 これも5個の流星が写っています。

leo1.JPG
leo1.JPG
leo1.JPG
leo1.JPG
 
1:13
露出各30秒×6枚(10分間)
1:13〜2:19
露出各30秒×60枚
3:19〜4:08
露出各30秒×44枚
1:17〜1:33
露出各30秒×20枚
 
 10分間に撮った写真のうち流星が写っている6枚を合成しました。9個の流星が写っていますが...わかるかな。
左上の流星のそばに写っている煙状のものが流星痕です。
実際に現場で見ている印象に近いのがこの写真です。
約1時間の間に撮った写真のうち流星が写っているものを合成しました。左の写真からのスタートです。 約50分の間に撮った写真のうち流星が写っているものを合成しました。 一番左の写真に写っている流星とその痕をアニメーションにしてみました。16分分ですが、まだこのあとしばらく残っていました。ちょっとファイルサイズの関係で割愛しました。こんなに長く残った流星痕は初めてです。  


共通データ
撮影日 2001.11.19
カメラはFUJI FinePix S1pro
ISO1600モード
レンズ SIGMA 20mm/F1.8(絞りF2.8)
タカハシEM−10赤道儀にて自動追尾。

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