台湾日記

1999年7月26日〜8月3日



・8月3日(火)
 今日はいよいよ台湾を離れる。
 むちゃくちゃに忙しかったけど今日で終わりとなると感慨深い。台湾らしさを存分に味わえなかったので、仕事を離れてまた来てみたい気もする。特に台湾の人たちにはずいぶんと愛着を感じる。

 夕べは2時ごろまで仕事をしていたので朝がきつい。飛行機は10:20、空港までは最悪90分かかるので、7:30ぐらいには出発しなければならない。
 朝食は宿泊費に含まれているのだが、少しでも寝ていたいので昨夜のうちにおにぎりを頼んでおいた。空港までの車の中で食べるのだ。

 恐れていた渋滞もなく、9時前に空港に着く。
 日本アジア航空のカウンターなので日本語が通じると思いこんでいたが通じず、英語で話しかけられたので少しあせる。自慢じゃないが英会話はからっきしだめ。まだしもインドネシア語の方が話せるくらい。
 身振り手振り、怪しい英単語の羅列で何とか乗り切る。ちゃんと飛行機が変更されているかどうか心配だったが大丈夫だったようだ。

 少し時間がありそうなので、免税店で土産をあさる。
 9日もいたというのに土産を買う機会は初めて。
 ウーロン茶とお菓子を買う。

 いよいよ出国審査。
 実はこの歳で海外は2回目なのだ。最初に行ったインドネシア(これも仕事)では出国の時、根拠のないいちゃもんをつけられたので今回も心配だったが難なく通過。審査官が若い女の人だったのもだいぶ印象が違う。
 出国審査を終えると、他のメンバーは次の目的地に向かうためここでお別れ。ひとりで搭乗ロビーへ。
 まだ少し時間があるのでさらに土産を買う。

 搭乗が始まるまでの間、暇つぶしにPilotで四川省をやっていると、小学生ぐらいの男の子が興味津々にのぞき込んでいる。
「やってみる?」 と差し出しても反応無し。日本人ではないようだ。
 ゲームそのものがやりたいわけではないようなので、いろんなソフトを動かして見せてみる。相変わらず反応は無いが、なんとなく喜んでいるようだ。どうも耳が不自由らしい。
 そのうち、その子の母親らしき若い女性が小さい男の子を連れてやってきた。美人だ。羽田美智子がめがねをかけたみたいな感じ。
 女の人が小さい男の子に耳打ちすると、男の子がはにかみながら
「How do you do?」
と話しかけてきた。
げ!英語だ。うろたえるがなんとか相手をする。香港の人たちかな?
 お母さんにもいろいろ話しかけられたが「日本人か?」と聞かれたぐらいしかわからなかった。英語力のなさを呪う。

 僕の席は通路側、窓側の人を通してあげる時、お互いに怪しげな英語でやりとりしたが、結局日本人だと言うことがわかり、お互いに苦笑い。台湾の人は顔だけだと日本人と区別できない人が多いのでどうもややこしい。わからないのは僕だけではないらしく、スチュワーデス(いや、客室乗務員だっけ?)も間違えて北京語で話しかけてきた。

 来た時と違い、飛行機は遅れもなく飛び立つ。
 帰りは速い。落ち着く間もなく成田へ着いてしまう。

 各種手続きも滞り無く通過し、スーツケースを送る手配をし、身軽になって駅へ向かう。
 京成のエアポート特急に乗り、乗り換えのため青砥で電車を降りると猛烈な暑さ。
 なんだよ、台湾より暑いじゃないか!

 ほとんど飛行機で飛んでいるのと同じぐらいの時間が経過(したような気が)して、やっと家へたどり着く。
 長いこと締め切っていたのでむんむんする。
 窓という窓を開け放ち、2台のエアコンを全開にする。
 メールをチェックし、ホームページのカウンターを確認しているとなんだかいやに暑くなってきた。

 
げ!エアコンが壊れている!


台湾日記・了




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