中国日記

2000年7月3日〜7月8日



・7月4日(火)
 花火か大砲のような音で目をさます。時計を見ると6:42。なんとも中途半端な時間だ。いったい何の音なのだろう。
 朝食を見てびっくり。中国風の漬物と白がゆ、中国風の緑茶。ここまでは想像通り。ところがそれだけでは終らない。なんとその他に小さめではあるけれど食パンが4枚、スライスチーズ(何故かメニューにはカタカナでバターと書いてある)、そして牛乳。いくらなんでも朝からこんなに食べられない。漬物は巻き貝のような形をした正体不明のものだが白がゆにトッピングするとちょうど良い塩かげん。パンをトーストしてチーズを挟んで食べる。気が付くときれいに全部食べてしまっていた。あれれ?

 朝は8時出。宿舎は敷地内なので楽だ。日本との時差は1時間なので日本では9時。かえっていつもよりも遅いくらいだ。
 駐在員室から仕事場まではやたらに遠い。歩いて7~8分かかる。ほとんど立ち作業なので足がパンパンだ。
 今回の出張者の中では僕だけが初めてなのでどうも勝手がわからない。12時を少しまわると一斉に出張者たちは食堂を目指す。そうか食堂も遠いから早く出なくちゃいけないんだ。後半組の来る12:15より早く食堂に入らないと大混雑になるらしい。
 昼食は昨日の夕飯に続き鳥手羽中の空揚げ、そしてさやインゲンのようなものと何か瓜系の炒め物、スープ、御飯。全般的に強烈に化学調味料が効いている。御飯はジャポニカのようではあるがコシヒカリ等の短粒米に慣れた目にはかなり長い。炊き加減もパサパサしながらベタベタするという何とも妙な感じ。しかし恐れていたよりはちゃんと食べられる。

 通訳が少ないのでなかなか仕事が進まない。気が付くともう8時近く。慌てて着替えをすませ夕食をとりにみんなで町へ繰り出す。
 今日の夕食は日本食。2台のタクシーに分かれて目当ての店に行ったが満席状態。仕方なくそばの他の店へ。だが、どうもこの店は雰囲気がいまいちぱっとしない。とりあえず、ビールと定食を頼むことにする。メニューは日本の町の食堂と行った感じ。カツ丼、カレーライス、親子丼などがある。僕は鰻丼を頼んだ。
 ところがこれが妙な代物。関西風の蒸していない蒲焼きが細切れになって錦糸卵を敷いたごはんの上に載っている。うーん、まずい!他の物にすれば良かった。

 食事が済むと、帰宅組とカラオケ組に分かれる。僕はかなり疲れがたまっていたのでさっさと帰ることにする。宿舎の冷蔵庫からチンタオを一缶もらい(部屋番号にチェックを入れて、帰国時に精算するシステム。他に瓶のサントリービールや紹興酒などもある)、さっさと寝ることにする。




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