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君といた夏
作詞・作曲:長 倫生
1997.7.23




夏草の伸び始めた このグラウンドに
アルバムの写真のままに 時が止まってる
少し色あせた寄せ書きと向かい合わせに
はしゃぎすぎた笑顔たちが焼き付いている

 君の手をはなれた白い球が
 かげろうにかすんでゆく
 時が止まり静けさが 空にこだまする

青い空が吸い込んでったあの日の音
今はただ蝉の声だけが空に響いてる


青い空、白い雲、川面を渡る風
君がいつも走ってた川岸の道
夢を口に出して言うのが何故か照れくさくて
「とどかないさ」と笑った君、遠い空を見てた

 君の手をはなれた白い球が
 流れる汗ににじんで
 過ぎてゆくあの夏の影がゆらいでた

青い空に吸い込まれたあの日の夢
今はどんな違う夢を捜してるのだろう


 君の手をはなれた白い球が
 白い雲に溶けてゆく
 君といたあの夏が 空に消えてゆく

みんなで並んで写ったあのベンチの前に
子供達がそらしたボール 転がってくる

夏草の伸び始めた このグラウンドに
アルバムの写真のままに 時が止まってる

No.289
MIDI


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作品集・第7期
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