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ひとり
作詞・作曲：長 倫生
1978.10.10
夕立の雨が降る中を 傘もささずに歩く
冷たい雨の心地よさも 今では忘れてしまった
ただひとときの夢のように 幸せな日々も去り
君の去る靴の音だけが 今も耳に残る
あの胸を焦がすような 炎も今は消え果て
君のいないさみしさだけが 僕を凍えさせる
夕立の雨が僕の肩に 振りそそいではいるけれど
涙もかれた僕の頬は 雨さえも伝いはしない
うつむいた君は口を閉ざし 涙をこらえていた
僕は何も言えないままに 言葉をなくしてしまった
僕から離れてゆく君の 心を引き留めようと
すればするほどに君は また離れてゆく
なくしてしまったものがどんなに 大事なものだったか
なくしてしまったあとではじめて 気づくものだと言うけど
今僕はひとり部屋の中で ギターつま弾いてる
いつもそばで歌ってくれた人は 今はもういない
今はもういない
No.261
MIDI
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