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時の流れの中で

作詞・作曲:長 倫生
1978.8.18




しばらくぶりのこの街は、何かとても色あせた街
半年前は君の笑顔まぶしく見えたのに
そうだね、君はきっと 今のままが幸せなのだろう
「今さらおまえの出る幕じゃない」と、うつろな蝉の声

 無邪気にはしゃぐ君の姿
 たとえそれが僕のためじゃないにせよ
 むやみに君を苦しめた僕といたときよりはずっと幸せに見える

 今僕が去ればすべては時の流れの中で
 何もかもがうまくゆくさ


君から最後に便りをもらったのは4月の終わり
僕さえ忘れてた僕の生まれた日、教えてくれたのに
あの日を境に君は、いつしかよそよそしくなっていった
切なくて思わず回したダイアル、いつもすぐに切れた

 男たちに囲まれて、少女のようにはしゃぐ君は
 僕がまるで見知らぬ人のように、冷たいそぶりさえも見せない

 今僕が去ればすべては時の流れの中で
 何もかもがうまくゆくさ

No.259
MIDI


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作品集・第5期
作品集
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