しし座流星群 11月18日未明

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 しし座流星群は33年周期で太陽を巡っているテンペル・タットル彗星がばらまいた塵が地球の引力に引かれて落ちて来るものです。毎年11月17〜18日を中心に見ることができる流星群ですが、彗星と同じ33年周期で大出現があることで知られています。
 去年が大出現が予測された年でしたが、残念ながら例年よりは多いと行った程度の出現でした。
 今年は去年より条件は悪いのですが、過去には大出現の予測された翌年に大出現が起こったこともあり、多少の期待はもてます。
 もし大出現があれば、下の図のような感じで見ることができるでしょう。


 4時頃の東の空です。実際に星が流れるのは東の空とは限りません。なるべく広い場所で、きょろきょろせずにじっくり流れるのを待ちましょう。今年は月明かりもなく絶好の条件なので、仮に大出現が無くても1時間に10〜20個の明るい流れ星を見ることができるでしょう。
 去年のピークは3時から5時と言われていましたが、実際は前日の午前11時頃がピークでした。流星群の出現予測はとても難しいのでピークが数時間、ひどいときは1日ずれることもあります。後悔しないためには日暮れの頃から待ちかまえていたほうがいいかもしれません。もっとも、原理的にはこの流星群は23時過ぎて、しし座が東の空に昇ってこないと見えないはずですが。いちおう、翌日の午前中ピークと予想されていますので予想通りであれば明け方に向かって流れ星の数が増えてくるはずです。場合によっては18日から19日にかけて大出現があるかもしれません。
 僕は今回も休暇を取って見に行く予定です。

 とにかく、流れ星を見るのは想像以上に寒いですからくれぐれも防寒具は忘れないでください。
 スキーに行くくらいの格好でもまだ寒いくらいです。



流れ星を見るには
・用意するもの
  マット
  防寒具
  懐中電灯
  酒、つまみ
  できればシュラフ
  「眠るな!死ぬぞ!」と言ってくれる仲間
・見るのに適した場所
  街灯や家の灯のない暗い場所
  側が開けている場所
  車があまり入ってこない場所
  メンバーに女性がいる場合はトイレ
・流れ星を見るこつ
  きょろきょろしない。
  マットに横になって見る。
  一カ所を見つめないでぼんやりと空全体を見る。
  人が見たのに自分が見られなくても気にしない。
  「流れた」と声があがってから見てもたいていは無駄。
  眠らない。

流れ星の写真を撮るには
・用意するもの
  バルブ撮影のできるカメラ(シャッタースピードにBかTのあるもの)
  ケーブルレリーズ
  しっかりした三脚。もし弱いのしかなければ足を縮めた状態で使う。
  28〜50mmぐらいの明るいレンズ(できればズームはさける)。
  一般には感度が400〜800のフイルム。
  レンズフード
  もしあればカイロ(使い捨てカイロは不可)
・撮影の実際
  三脚を安定のいい場所に固定する。
  カイロがある場合はレンズの周りに固定する(夜露がレンズに付くのを防ぐ)。
  無い場合は、時々レンズをチェックすること。
  カメラの露出モードをマニュアルにする。
  レンズの絞りを開放かそこから1〜2段絞ったくらいにセットする。
  北極星の方向か天頂付近にカメラを向け、シャッターを開く。
  5分から10分ぐらいシャッターたったらシャッターを閉じる。
  レンズが開放なら5分ぐらい。長くする場合は少し絞る。
  もし、本当に雨のように流れたら3分ぐらいで閉じたほうがいいかも。
  何通りか試してみてください。
  開いている間に、カメラを向けている方向で明るい流星が流れたらシャッターを閉じる。
  一枚に複数の流れ星を写し込みたければやや露出を長めに。
  現像に出すときは星の写真であることを告げておいたほうが良い。

 新しく星の写真を撮るためにカメラを買うのなら、中古で十分ですから機械式シャッターの一眼レフを探しましょう。
 ちなみに僕が使っているのはオリンパスのOM−1です。

更に詳しい情報はいろんなところで見られます。
「しし座」「流星」をキーワードに検索してみると良いでしょう。
雑誌では、「スカイウォッチャー」がとても詳しく書いています。
大きい本屋さんでないと置いていないと思いますが、見かけたら覗いてみてください。
流星群の仕組みなんかも比較的わかりやすく解説してあります。
 

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